千枚漬けと同様、京都名物の一つとして有名です。家庭で漬けるのも興味有るもので、これに適した材料は「聖護院大根」の小型、次に蕪で、いずれも葉のついたまま漬けます。 |
「聖護院大根」京野菜の代表格。大型の丸大根。江戸時代の終わり頃に尾張の国から京都府左京区聖護院の東、黒谷にある金戒光明寺に奉納された宮重大根という大根が、当時その地域で栽培されていた大根に比べて長くて大きかったことから、聖護院に住む農家がもらい受け、採種したことが誕生のきっかけとつたわります。最初は長かったのですが、短いものの種を選んで栽培し続けた結果、今のような丸い形となったのだそうです。 |
【材料と容器】 |
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【下漬け】 大根または蕪をきれいに洗い、水気のついたままタルに具合よく1段並べ、塩をパラパラと振りかけ、また大根なり蕪を並べて塩をふる。これを繰り返して、おし石を載せておきます。
5〜6日目に出して味を試し、塩加減をみて、まだ早いようなら、そのままおし石を載せ、漬け具合をまちます。都合で10日や2週間後でもよいのですが、塩漬けが出来上がったら、4時間ほど陰乾しして本漬けにかかります。 |