・・・・・・ 胡瓜(キュウリ)のピクルス

これはロシヤ人が発明したもので(原文)、現在では世界的な食品です。西洋人は果実類を漬けますが、
花キュウリ(ごく小さく若いキュウリ)を第1とします。

・・*1斗=18.039P/1升=1.8039P/1合=0.18P/1勺=0.018P/1貫=3.75L/1匁=3.75K

●材料:キュウリ(若くて細いもの)400匁/塩=20匁/おし=400匁。
キュウリの他、青トマト・ウド等も結構です。
別に、酢=7勺/水=3合/トマト(中ぐらい)=1個。
容器は、瓶(カメ)でもビンでも、あまり大きい物より、材料を入れて一杯になる程度がよいようです。
●下漬け:キュウリは洗って、前後を切り落とし(ごく小さな花キュウリなら、そのまま)、400匁のキュウリに塩20匁の割合で下漬けします。よく塩がしみたら、ザルに上げて、水気を乾かしてから、本漬けにします。
●本漬け:
1)トマトとタマネギを細かに切って鍋に入れ、水3合を加えて火にかけ、2合になるまで煮詰めます。
2)(1)を、いったん濾して、鍋に戻し、唐辛子と砂糖を加え、砂糖が溶けたら、酢を混ぜ合わせます。ロシアでは、これにニンニクその他、いろいろの薬味をいれます。
3)キュウリを瓶(カメ)なりビンに入れて(2)の漬け汁をそそぎ入れ、蓋をして密封しておきます。もし瓶(カメ)でしたら、キュウリが浮かび上がらないように皿などを1枚のせておくとよいでしょう。
◎ロシアではキュウリの出盛り時に1年分漬け込んでおきますが、日本では気候の関係もあり、ニンニクなども入れませんから、保存期間は約2ヶ月と見ておきましょう。
(昭和8年のレシピですが、ピクルスにニンニクやスパイス等を使わなかった様です)


「目次」に戻る -INDEX-