今売れているらしい「生産性」を書いた伊賀泰代氏の「採用基準」を図書館から借りて読んだ。
マッキンゼーの採用マネジャーであった著者が、その採用基準を紹介することにより、日本に不足する人材について書いている。つまり、リーダーシップも持った人材が少ない、そもそもリーダーシップに関し、日本社会はきちんと理解していない、ということを中心に書いてある。
私は、複数の飲み会の幹事をやっているのであるが、リーダーシップ欠如の人が多いのは痛感する。出欠の返信が遅い、出席と返事して即間違えましたという連絡、遅刻・早退当たり前、最悪なのは前日のドタキャンいや当日ドタキャンの人もいる。幹事をやった経験が少しでもあれば、このような対応はしないはずである。会の趣旨を理解していないのみならず、他の人達を不愉快にしている。リーダーシップ経験がないから、このような対応をするのだと思う。
このような経験は、日々の仕事やプロジェクトでも数え切れない程あった。21世紀に入り、グローバル競争が本格化してくると、技術、販売力、ブランドよりも、新しいコトや価値創造するためのリーダーシップを持った人材の有無が競争力を左右すると思う。少なくとも、私の現役時代の経験は肯定する。