私がトランプ大統領だったら

トランプ大統領の今後の出方について、様々なメディアが予測し始めている。そこで、自分がトランプ大統領になったつもりで、思考実験をしてみる。

ゴールは、偉大なアメリカにすること(とアメリカの支持者に信じ込ませること)である。まずは、現状を分析してみよう(SWOT分析を採用)。
1.強み:①強い産業の存在(IT、医療、金融など)②軍事力③景気が良い(失業率も低い)
2.弱み:①製造業の衰退②分裂の深刻化(貧富、人種など)
3.機会:①シェールガスによるエネルギーバランスの変化
4.脅威:①反トランプ勢力(既存マスメディア、エリート層など)②テロ③移民・難民④反アメリカの国の存在(中国、北朝鮮、ロシア、イランなど)

ゴール実現のための基本戦略は以下の通り。
1.強みをより強くするため、規制緩和や軍事費増強(同盟国の負担を増やす)。
2.弱み対策として、製造業支援及びその従事者のためのインフラ構築。②の分裂の深刻化は、製造業従事者以外は、ゴールとは関係ないと判断し、静観。
3.エネルギーバランスの変化により、産油国(ロシア、サウジなど)は衰退するので、支援する国としない国を改めて選別。
4.脅威対策としては、基本は徹底抗戦する(フリをする)。この分野は、支持獲得の要だからである。また、戦いに勝つため、世界でトランプ支社(同盟国)を上記3の選別も含め再構築。選別の基準は、ゴールに対する貢献度とトランプ大統領に対する忠誠度。

この結果、トランプと反トランプ、富の二極化など、分裂がより深刻化してしまう不安定な世界が到来するであろう(私の思考実験が良い意味で間違っていることを願う)。

 

2017年01月29日