前回の続きで、立場を日本の首相に代えて、思考実験。今回もまずはSWOT分析。
ゴールは、美しい日本?多分、国家社会主義(お上が何でもしてくれる大きな政府?)で、国民は道徳を重んじ、毅然たる態度を示すことの出来る国かな(あまり、自信がない)。
強み:①世界3番目の経済大国②安定した政権③安心な社会④東京オリンピックやラグビーワールドカップなど国際的なイベントの開催能力
弱み:①人口減(少子高齢化)②経済成長低迷③財政赤字
機会:①第4次産業革命や金融革命(ブロックチェーンの活用)②エネルギー地政学の変化③アジアの成長
脅威:①北東アジアや中国の存在②グローバル推進国の変化(特にアメリカ)③国内においても格差拡大
基本戦略は以下の通り。
安全保障:毅然たる態度を示したいが、戦力や憲法等により、アメリカに依存するしかない現状を少しでも打破するため、積極的平和外交を進める。⇒肝心のアメリカの動向が不透明になったため、まずはアメリカとの関係強化のため、なんでもする。
経済政策:アベノミックスとTPP。⇒両者とも見直しが必要になったが、前者に関しては、ゴール実現のため必須の策なので、首相を退陣するまで継続。国家間の通商交渉は、アメリカとの2国間交渉からスタートするが、ゴールに必要な産業(例:美しい田圃)を守る。
こう考えると、脅威に対しては、対応していくが、弱みの克服や機会の活用に関しては、従来の延長となる可能性が高い。つまり、今の日本が続くことになる。
ゴールを再設定(例えば「元気な日本再び」とか「産業・金融革命への挑戦」)する時期が来たのだと思う。