橘玲の「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」を読んだ。資産形成は、(収入-支出)+(資産x運用利回り)という数式で表現できる。本書で強く主張しているのは、サラリーマンの実質税負担率は3割。その負担を国の制度(特に歪みに着目)を利用することにより、如何に減らすかということである。具体的には、マイクロ法人(零細・個人企業)と個人を使いこなすことだという。そして、マイクロ法人では、好きなことをやりなさいという。
サラリーマン人生が安泰でない世の中、更に65~70歳位まで働く人生になってきている現在、そして老後の心配もしなければいけない多くの現役世代にとっては、一つの指針を示している。
私は、サラリーマン時代は、本書に書いてある内容はほとんど知らなかった。今では、ほとんど知っていた。というのは、会社に守ってもらっていた(受け身の人生?)から脱却すると、より良い生活をするために(少しでも資産形成できるように)、学ばざる得なかったからである。
知的人生設計のすすめという副タイトルが言うように、まずは面倒と言わずに、自分の人生を設計してみることが大事であると思う。人生設計が困っている方がいれば、私もお手伝いしますよ。