ちきりんの本を読んだ。まず感心したのは、2つの定義。マーケット感覚は社会や人が動く根源的な仕組みを理解する能力、マーケティングは何らかの目的を達成するための手法。確かにマーケット感覚は重要。これから社会に価値を提供したい人にとっては、必要な能力である。それを身につけるためには、自ら考え実行すること。
言うが安く実行するのは難しいのだと思う。小さい頃から答えのある問題を学校で教わり、失敗することは良くないことと教育されてきた我々だからである。では、どうすればよいのであろうか?筆者は社会で色々経験することが、マーケット感覚を身に着け、自分の市場価値を知ることになるという。異論はないが、バイト三昧の人がマーケット感覚を身につける保証もないだろう。バイトで疲れて何も考えることができなくなる可能性が高い。
やはり、基礎力(体力、根性、アルゴリズム構築力)、学ぶ姿勢や目的意識・志などを加えて、マーケット感覚があれば、人生や社会はよりよくなりのであろう。一朝一夕で解決するものではないが、まずは始めることが重要と考える(全体を考え、計画的に始めることが肝要)。