1990年前後、色々な融合が生じ、新しい市場が生まれると言われた。主なものは以下の通り。それがどうなったか、考えてみた。
1.コンピュータとコミュニケーションの融合。インターネットが生まれ、主役がコンピュータメーカーや通信キャリアから、ネットサービス業(グーグル等)やルーター製造業(シスコ等)にシフトした。
2.放送と通信の融合。日本では、規制によりそれほど進んでいないが、ネットを通じたコンテンツサービス事業者(アマゾンやネットフリックス等)が主役に躍り出ようとしている。
3.パソコンと家電の融合。明確なモノは出ていなく、IoTが今後進んでいく。従い、主役は未定である。
このように考えると、融合の流れは、確かに新しい市場や事業を誕生させた。興味深いのは、主役も交代したことである。原因は「成功のジレンマ」なのか「世代交代」など色々考えられる。
では、これからは、どのような融合があるのか?リアルとバーチャルの融合、所有と利用の融合、生産と消費の融合・・・。未来を見通すのは難しいですなぁ。