ロジャー・フェデラー伝

半年以上前に、図書館に予約した「ロジャー・フェデラー伝」を読んだ。300ページもある伝記、いかにロジャー・フェデラーは、紳士で人格者で素晴らしい人であったと語っている。

 

ジュニアの頃は、性格が安定せず、コートでよくラケットを投げていた選手。本では、コーチの助けもあり自分で克服したことになっている。3カ国も話し、ポジティブな思考の人、家族も大事にする紳士などベタ褒め。

 

成績を振り返ると、最初は中々勝てず、そこから絶対王者になり、今はベスト4の一人になっているが、その間ドラマがないのである。実際はあったと思うのだが。書いてるのは試合結果のことだけ。

 

本書は全く読む価値がないのであるが、中流家庭の出身者が、どのように才能を開花させ(本書では、努力としか書いていない)、試合や社会からのプレッシャーにどう対処したのか(本社では、対話が上手とか冷静とかが理由らしい)、そして、テニスプレイヤーとして得た財産を今後に活かしていくのか(本書では、政治家やテニス解説者の可能性を述べている)、興味がある。これから、このような点に注視して、ロジャー・フェデラーを追跡してみよう。

2017年10月07日